弓削神社以前から一度、行きたいと思っていた弓削神社(ゆげじんじゃ)に行ってきました。大阪府八尾市にあります。 付近に勢力を保持していた物部氏の一族である弓削氏の氏神です。 このあたりは、弓削氏の一族である高僧道鏡の出身地ではありますが、弓削神社は彼の没後の創建であり、直接の関わりはないのだそうです。 弓削氏は河内国若江郡弓削郷を本貫とする豪族で、その名の通り、武器の製作に携わるグループを率いていたのだそうです。 また、物部氏との関わりも強く、物部尾興は弓削連祖倭古連の娘阿佐姫と結婚して物部守屋を生んだと言われ、守屋は物部弓削守屋大連と複数姓をとっており、この地を本願としていたのだそうです。 当時は枚岡神社、恩智神社につぐ三指に数えられた大社で月次、相嘗、新嘗には奉幣にあずかったといわれていますが、現在のたたずまいでは村の鎮守のイメージが強いようです。 弓削神社は、JR志紀駅・長瀬川を挟んで2箇所あり、東側の東弓削一丁目にある弓削神社と西側の弓削町一丁目にある弓削神社の二社一対で二座にあてているのだそうです。 両社とも式内大社です。 【弓削神社】 御祭神は、宇麻志麻治命、饒速日命、天照大神。 宇麻志麻治命というのは、饒速日命(ニニギノミコトの兄)の子供なのだそうです。 国道25号線は車の通りも多く賑やかなのですが、通り沿いの郵便局のすぐ裏手にある弓削神社は静かで、落ち着いた雰囲気です。 私は、何度もこの辺りに来ているはずなのですがここにあるとは全然気づきませんでした。 拝殿の奥には本殿があります。 その横には、 弓削神社から、3分ほどのところにあるJR志紀駅の方へ歩き、駅を越えてそこからまた3分くらい歩くと、山本病院の裏辺りに、東弓削神社が見えてきました。 【東弓削】 祭神は、祭神は、宇麻志麻治命、饒速日命、天照大神です。 ほかに、彌加布都神、比古左自布都神(物部氏の祖神)、高魂命、天日鷲翔矢命(弓削市氏の祖神)、菅原道真を祀っています。 本当に小さな神社です。 ここは何度も通ったことがあるのに、ここに神社があるとはちっとも気づきませんでした。 夫は、この2つの神社のちょうど間くらいに結婚するまで住んでいました。 結婚後は、お姑さんが一人で住んでいたので毎年何度かこの辺りに来ていたのですが、本当にちっとも気づかなかったのです。 たぶん、ごく近所の人以外ここに神社があることは知らない人の方が多いのかも知れません。 そのくらいひっそりとした神社です。 ただ、7月には夏祭り、10月には秋季例祭りなどが行われるので、近所の人には親しまれてるようです。 このあとに、下の太子である勝軍寺と、物部守屋をのお墓へ行ってきました。 そのお話は次回、させていただきます。 ジャンル別一覧
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